アルゼンチン・コルドバ生活とその後

2018年4月から2年間、アルゼンチン生活。中南米生活、2ヶ国目。2016年から合計4年の海外赴任を終え、2020年5月10日帰国。

ここに来た理由 その2 「アラン・パーカー」

★2つ目の大きな理由。


私の人生の恩人&思い出話。


以下は、彼の訃報を聞いた時に

書いた下書きを推敲。


1️⃣アラン・パーカー


2020年7月31日

76歳で亡くなったイングランド出身の

映画監督、映画プロデューサー、脚本家。


1971年

映画『小さな恋のメロディ』(日本題)

(『メロディ』が英題である)

の原作・脚本担当者。


(画像は、お借りしました。)


この映画は、

私の生き方を決定付けた作品。


だから、 

彼には非常に感謝している。


彼は、幼い私に目標を与えてくれた。

彼のおかげで、今の私がある。


2️⃣小学5年生のとき


映画『小さな恋のメロディ』をテレビで見て、

大きな衝撃を受けた私。


それまで、

海外の映画を見たことがなかった私にとって

その日以来【海外=イギリス】となった。


「あの世界を実際に見てみたい。

彼らに会いたい」と幼心に思った。


子供あるある🤣


3️⃣そして、 

短大2年生19歳のとき、父親に借金し、

その夢を叶えたわけである。


人生初の飛行機に乗り、

ケンブリッジへ語学留学。


もう35年以上も前のことだ😅


英語と英会話の違いを思い知った3週間だった。


そんな短期間で、

英語が話せるようになるわけがなく

「初」海外旅行に行ったようなものだった。


映画の舞台とは、場所は違ったが、

19歳の私は、夢にまで見たイギリスに

行けただけで大満足だった😍


そして、

「今度は、1年住みたい‼️」 

という大きな夢を抱いて、帰国した。


4️⃣このように、

私をイギリスの虜にしたのは

アラン・パーカー氏であった。 


彼の訃報を聞いた時、

「映画の撮影場所を巡ろう‼️」

と思った。


今まで何回か訪れたロンドンだが、

そういう巡り方をしてなかった。


★今回の旅の目的


語学留学

映画のロケ地巡り

女王&ルノワール足跡巡り

ホストファミリーとの再会


と、欲張り旅である😊

ここに来た理由 その1 「エリザベス女王」

★早いもので、世界が悲しみに暮れた

あの9/8 から1年7ヶ月が過ぎた。 


【2022年9月8日】


エリザベス2世の引退日である。


これが、

ここイギリスに来た大きな理由の1つである。



忘れもしない。


あまりにもショックで、下書きをしたまま

ムラゴンにアップせずにいた😓


イギリスに来たことだし、

あの日の私の気持ちをアップしておこう。


題名は「クィーン引退」



1️⃣2022年9月19日


ついに、この日がやってきた。


【エリザベス女王引退儀】


私の中では、山口百恵と同じくらい

印象に残る素晴らしい最後だった😭


60年40回に渡り、近親者と

この日のことを練ってきたクィーン。


さぞかし満足のいく大舞台だったろう。


テレビ中継を見ていた私たちでさえ、

胸が熱くなった。


「お疲れ様でした」

と心の底から言える荘厳な国葬だった。


クィーンが亡くなり、

イギリス滞在の様々なことを思い出した。


2️⃣最初は、19歳の時。

ケンブリッジに3週間留学。


その時は、空前のダイアナ妃ブーム😍


小学生の時からイギリスに憧れていた私は、

就職前に、どうしても行きたくて、

父親に頭を下げ、借金を申し出た。


生まれて初めての飛行機。

まずは、福岡から伊丹空港まで。


何とか無事に着いたものの

荷物が出てくる場所が分からず、

そのまま外に出てしまった私。


狼狽える私。

外から、自分の荷物だけが、

クルクル回っているのが見える😱


どうしよう…


半泣きで、

インフォメーションセンターのお姉さんに

助けを求めたことを思い出す🤣


3️⃣帰国後、借金返済と

次の目標【イギリスに1年住みたい‼️】

これを実現するために必死で働いた。


家族から「守銭奴」と言われてもめげず、

ついに、30歳を前に夢を実現😁


サウザンプトンに1年留学‼️


その年の8/31、

ダイアナ元皇太子妃が亡くなった😩


1週間、イギリスの全てがストップ。

私は、記帳するために市庁舎に並んだ。


留学仲間の中には、

ロンドンへ葬儀を見に行った人もいた。


しばらく、

イギリスは『ダイアナロス』だった。


4️⃣その後は、

愛方の卒業&新婚旅行を兼ねて

ヨーロッパ貧乏旅に出た。


ロンドンに入って、

帰りはローマから日本に戻る壮大な旅だった。


もちろん、

サウザンプトンのホストファミリーに

2人で会いに行った。


あの頃は、愛方はまだ英語が話せず、

私に頼っていた。可愛かったな。


今は、4年の海外転勤のおかげで、

英語を話す度胸が付き、頼もしくなった😍


5️⃣それから、女王即位60周年記念の年。

たまたま母とロンドンを訪れた。


儀式は6月。私たちは、3月に訪問。

グッズが、あれこれ売られていた。


手元にあるのは、この2つ。

手放してはいけんな。


6️⃣その後も、

ちょこちょこホストファミリーに会いに

1人でイギリスに行っていた。


I love England.🇬🇧


海外に永住することができるなら、

もちイギリス‼️


7️⃣クィーンの葬儀前、街頭インタビューで

ある英国女性が

「自分が生まれた時からクィーンは、在位していたから、ずっといるものだと思っていた」

と、言っていた。


私もそうだ‼️


私が物心ついた時、

もう彼女はクィーンとして君臨していた。


チャールズの育て方には

少々問題があったと思うが、

凛とした中にも、優しさがあったクィーン。


私の生きている間に、在位期間も品格も

彼女に敵う人はもう二度と現れないな。


彼女と同じ時代を生きてこられて

幸せだったと思う。


8️⃣あー😩

私のこの『クィーンロス』は、

何で埋められるのだろう。

 

次、ロンドンに行っても、

もう彼女はいないんだ。


って、直で会ったことはないけどね🤣🤣🤣




★愛するクィーンの引退儀を見た時、

私は決意した。


「イギリス、そしてエディンバラに行く‼️」


今、それを叶えている。

苦難とヒーロー その5

電車内で、

4人目のヒーロー登場‼️


1️⃣20代のお兄さん

同じ駅で降りるらしく、

出入口に向かってやって来た。


大丈夫🙆‍♀️


ここは、乗り降りできる車両だと確信👍


降りる時は、ボタンを押して

ドアを開ける。


お兄さんがやってくれた😍


レディファーストで、

先に降ろしてくれようとするが

荷物が重くて動かせない。


お兄さんが手伝ってくれた😍


さらに、お兄さんが、

「あなた大丈夫?1つ持ってあげるよ。」

と、大スーツケースを運んでくれた😊


なんて、優しい人😍😍😍

やっぱり紳士の国やん。


2️⃣「リフトは?」

(エレベーターは、アメリカ英語)

と聞くと

「この駅にはないよ。

それが、この駅の問題なんだよ。」

と返ってきた。


えー‼️

見えるだろうか。


この陸橋を上り下りして

駅の出入口に行かねばならないという。


もう頭が真っ白

クラクラ😵‍💫


すると、このお兄さん

「僕も昨日ここを荷物を持って渡ったんだ。

かしてみぃ。2つとも、僕が運んであげるから」


おーもー涙😭😭😭


「ありがとう‼️」しか出ない。


この重い重い大小のスーツケースを

両手に抱えて、陸橋を渡る彼は、

まさしくsuperman‼️

ヒーローよ‼️


3️⃣出入口と言っても、これ。

無人駅。


ロンドンの公共機関は、

今はだいたいカードでタッチの世界。

バスなんか、現金を受け付けない。


国鉄は、乗る時にタッチ。

降りる時にタッチ。


ロンドン郊外は、人員削減と駅の簡素化が

だいぶん進んでいる。


いやーでもね、

リフトかエスカレーターは必要じゃない🤔


ベビーカーと小さい子供を連れた女性も

困っていたよ。


そっちは、別の人が助けていたけどさ😚


4️⃣お兄ちゃんは、

「家は、この近くなのか?

どこか分かるのか?」と心配してくれる。


「いやーもうUBERタクシーを

呼ぶから心配ない」と言うが、

「Are you sure? 」

と何度も聞いてくれた。


そして、笑顔で去って行った。


5️⃣私は、UBERタクシーを呼んだ。


良かった、本当に良かった。

出発ギリギリで迷ったが、Amazonで

このSIMを買っておいて正解だった。

これがなかったら、

UBERタクシーも呼べず、

家の場所も分からず、

途方に暮れるところだった😰


国鉄の駅をもっとしっかり調べて

おくべきだった。甘かった。 


国鉄だから、

それなりの駅だろうと思うのは、 

間違いだった。


よく考えれば、

日本でもそうだもんね。

田舎のほうに行くと、

ヘンドン駅と同じような感じになるもんね。


しくじった😞


これもみんなストのせいだ‼️

地下鉄ヘンドン駅ならば、

私の調べによると、リフトがある。


悪い時に来たもんだ。


6️⃣5分後、タクシーが来た。


やった‼️

もう私の苦難もここまでだ😭




✴️旅にアクシデントは、つきもの。


ロンドン初日、数々の苦難はあったが、

ヒーロー4人に出会い、

私はこのロンドンで

無事、留学&ひとり旅のスタートを

切ることができた。


再度、ヒーローたちにお礼を申し上げたい。


心の底から、感謝しております🙇‍♀️

感謝してもしきれません。


このご恩は、これからの人生において、

私も困っている人を見かけたら、

「率先して」きちんと助けることで、

返していきたいと思います。


I promise.